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[無線ネットワーク全体動向と今後の展望]
IEEE802ワイヤレス技術最新動向
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無線ネットワークは、ユビキタスネットワーク社会の実現において、また次世代ネットワークNGNのコア技術としても極めて重要な役割を果す。本講演では、IEEE802委員会を中心に標準化活動が推進されている無線ネットワークに関して、RF-IDやNFC、DSRCなどの短距離無線、UWBやZigBee、Bluetooth、ミリ波無線が該当する無線PAN(IEEE802.15)、Wi-Fiとも呼ばれる無線LAN(IEEE802.11、特に次世代高速無線LAN802.11n、メッシュネットワーク802.11s)、WiMAX/モバイルWiMAXの無線MAN(IEEE802.16e,16j)、3.5Gから3.9Gへと進展しつつある携帯電話網(HSDPA, EVDO Rev.A→LTE, UMB)、およびこれらの異なるネットワーク間のシームレスな連携方式(IEEE802.21)などの最新動向、標準化動向、将来展望について解説する。また、近年活発に提案されるようになったIEEE802以外の類似仕様の標準に関する概要、動向についても解説する。
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阪田 史郎氏 千葉大学
大学院融合科学研究科情報科学専攻 教授 工学博士
阪田 史郎
1974年3月 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
1974年4月   日本電気(株)中央研究所配属
1990年3月   工学博士
1996年12月   同社パーソナルC&C研究所所長
1997年4月   (兼)奈良先端科学技術大学院大学客員教授
1999年4月   同社インターネットシステム研究所所長
2004年4月   千葉大学大学院融合科学研究科教授。現在に至る。
コンピュータネットワーク、インターネット、マルチメディア通信、モバイル通信、ユビキタスネットワーク(センサネットワーク、情報家電ネットワーク、アドホック・メッシュネットワーク等)等の通信とコンピュータの統合分野に関する研究に従事。電子情報通信学会理事・評議員、情報処理学会理事・監事を歴任。2002年度情報処理学会フェロー。2006年電子情報通信学会フェロー。総務省情報通信審議会専門委員、総務省地上無線システム専門委員、内閣府連携施策群ユビキタスネットワーク専門委員、ARIB高度無線通信技術特別委員他。
著書「マルチメディアとネットワークによるグループウェア実現技術」、共著「マルチメディアシステム」、「モバイルコンピューティング」、「インターネットとQoS制御」、「インターネット・プロトコル」、「ユビキタス技術 無線LAN」、「ワイヤレス・ユビキタス」、「ユビキタス技術 センサネットワーク」、「SIP/UPnP 情報家電プロトコル」、「UWB/ワイヤレスUSB」、「組込みシステム」、「無線通信技術大全」(リックテレコム)他30余。
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[802.11n標準化動向と将来展望]
IEEE802.11nの標準化完了に向けた最新動向ならびに多様化する市場展開
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昨年6月にWi-Fi Alliance(WFA)がDraft2.0に準拠しIEEE802.11nの認証を開始したことにより、無線LAN製品の11nへの移行が順調に進んでいる。さらに2009年6月のIEEEでの11nの標準化完了を控え、今後PC+AP市場以外への無線LANの展開が加速されていくと思われる。本講演ではIEEE、WFAでの11n並びにVHT等関連技術の標準化の最新情報を紹介し、11nの技術的特長を踏まえながらStationary CE (Consumer Electronics)、Handset市場への展開について俯瞰する。またユーザーの多岐に渡る行動様式に答えるには1つの無線技術では困難になってきており複数の無線技術の住み分け、連携が試みられるようになってきた。本講演の後半において無線LANに関連するいくつかの事例について紹介する。
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高木 映児氏 クアルコム シーディーエムエー テクノロジーズ
シニアディレクター、テクニカルマーケティング
高木 映児
1984年3月 北海道大学理学部物理学科卒業
1986年3月   北海道大学工学研究科応用物理学科卒業
1986年4月   株式会社東芝入社。総合研究所(現研究開発センター)に配属
1995年8月   UCLAの客員研究員として渡米(97年2月帰国)
2003年9月   Wi-Fi Alliance Consumer Electronics Task Group Chair就任(2004年3月退任)
2004年4月   Airgo Networks,Inc. 入社
2006年12月   Qualcomm のAirgo買収によりQualcommへ移籍。現在に至る。
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[802.11nの市場展開]
11n時代の“ストリーミング、モバイル連携技術”最新動向
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時代は次世代ネットワーク(広義のNGN)へとどんどん進んでいます。その中で、無線LANも、「組み合わせ活用」や、「マルチメディアストリーム含めた情報コミュニケーション」での活躍が期待されています。
そこで、「要点順次解説」+「ポイント解説」というスタイルで、1時間での早わかりとして説明します。是非このチャンスを活用ください。
組み合わせ活用では、無線LANは、単独を声、FMC,NGNとの組み合わせでの活用に期待がかかっています。それに答えるように、いろいろな技術開発も進んでいます。
また、11n自体でも、NGNと同じく4値のQoSを持ち、ストリーミングなどで、ホームから企業活動にまで貢献することが期待されています。
以上を踏まえて、「11n時代の"ストリーミング、モバイル連携技術"の最新動向」というテーマでのお話を、皆様にお届けします。
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小林 佳和氏 NECインフロンティア
マイクロソフトMVP2年連続受賞 通信エンジニア
NW開発本部 兼 IPマーケッティング戦略本部 統括マネージャ
小林 佳和
NECにてボタン電話、ISDNルータ、CTI統合配線、IP電話システム、業界初のMS-Office連携テレフォニーシステムなどを開発。2003年には、音声20通話とデータ通信の同時併用が可能なQoS対応無線LANアクセスポイントを製品化。
平成11年、12年度他で山形大学非常勤講師。NECインフロンティア(株)ネットワーク開発本部(兼務)IPマーケティング戦略企画本部統括マネージャ。
第24回市村賞、地方発明表彰の千葉県支部長賞を受賞。マイクロソフトMVPアワード"Microsoft MVP for Microsoft Office Communications Server(Apr2007-Mar2008)"と"Communications & Collaboration - Communications Server(Apr2008-Mar2009)"を受賞。
「LAN工事実戦テクニック」「高速 LAN構築実戦テクニック」「電話屋が書いたIPの本」「これでできる無線LAN電話工事」など著書多数。
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IEEE802.11s 無線LANメッシュネットワーク 標準化動向
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IEEE802。11s標準規格は、無線LANを通信エリアを拡張可能なメッシュ型ネットワークへ適用するために、MAC高度化機能・ルーティング機能・セキュリティー機能を規定している。標準化グループの活動は2004年7月のタスクグループ活動開始から既に4年近く経過し、規格の策定も最終局面へ到達している。本発表ではIEEE802。11sについて、技術概要のみならず、これまで各社から提出された複数の提案方式からドラフト仕様が一本化されるまでの経緯について説明する。
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山田 暁氏 NTTドコモ
先進技術研究所 ワイヤレス方式研究グループ 研究主任
山田 暁
2000年3月 東京工業大学理工学研究科修士課程修了、2000年4月 NTTドコモ無線リンク開発部。無線LAN公衆サービス、VoWiFi関連開発に従事。2003年4月 NTTドコモワイヤレス研究所。IEEE802無線関連技術検討に従事。2006年7月 NTTドコモ総合研究所。現職に至る。2005年電子情報通信学会学術奨励賞受賞、電子情報通信学会、IEEE会員。
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802.16J 無線MANリレーネットワーク最新動向
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広帯域無線アクセスメディアとしてIEEE 802.16/WiMAX無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)が広く注目を集めている。このうち、モバイル対応IEEE 802.16e標準を拡張発展させるための一手法として中継技術の標準化を行うべくIEEE 802.16WGにてRelay TGが設置され、現在ドラフト第5版を作成中である。この中継技術の適用により基地局(BS)カバレッジの拡張、ビル影やビル内等のカバレッジホール解消、さらにはセル端でのユーザ割当て伝送レートの向上等が期待される。この実現には中継局での透過あるいは非透過中継処理といったリンク構成、TDDフレーム上での中継領域の設定および割当処理、中継制御機能の集中あるいは分散化、といった課題があり、Relay TGではこれら技術課題をクリアしつつ標準化を進めてきており、この夏にはIEEE標準化委員会のスポンサー投票に進む予定である。本講演ではこのRelay TGでの中継技術標準検討の経緯およびドラフト作成の技術検討、最新動向につき報告する。
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野原 光夫氏 KDDI研究所
開発センター ITS・ワイヤレスG GL
野原 光夫
2007年4月よりKDDI研究所開発センターITS・ワイヤレスグループリーダー、ITSおよび無線アクセスシステム関連技術の開発を担当。
2006年5月よりIEEE 802.16WG Relay Task Group Chair、モバイル対応標準IEEE 802.16eへ中継機能を付加すべく中継機能標準化活動中。
KDDI研究所YRPリサーチセンター長、トヨタIT開発センター、ATR光電波通信研究所、KDD研究所等において衛星通信、無線通信、ITS等の各種新規無線通信システムに関する研究開発、 1995年から2000年まで英国ロンドン市在、InmarsatおよびICO Global Communicationsにて国際移動体衛星通信システムの研究開発にそれぞれ従事。
アンテナ・無線ハンドブック(オーム社、2006年)、光衛星間通信(オーム社、1995年)各共著。
1980年北大・工・電子卒、1982年同大学院修士課程了。1996年同大学院博士号取得。博士(工学)
電子情報通信学会、IEEE各会員。
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UWBとWireless USB最新動向
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UWB技術は2002年の登場以来、国際的な法制度の整備に時間がかかってきたが、わが国ならびに欧州での法制度化の進展の結果、いよいよ今後の普及が期待される段階に来ている。UWBデバイスを開発している各社はWireless USBとしてのアプリケーションを第1に考えているが、UWBのMACは他にいくつかの重要なWPANプロトコルをサポートしている。その概要を説明し、現在出荷され始めたデバイスを紹介する。また、UWBの今後の普及には各国の法制度化による部分も大きく、欧州、韓国、中国などにおける状況と、共用条件として欧州が先行して検討を進めている干渉回避技術の考え方を述べる。
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山口 博久氏 インテル
研究開発本部 主幹研究員
山口 博久
1976-1992 KDD研究所においてビデオ通信システムの開発を担当、1992−2007 テキサスインスツルメンツにおいてW-CDMA、UWBなどの技術開発を指揮、2008よりインテルにてWiMAX、60GHzWPANの技術開発、標準化を担当、現在、主幹研究員。1988年電子情報通信学会業績賞。共著に「ユビキタスワイアレス」、「UWB/WUSB」など
工学博士
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iBurst - 2GHz帯の周波数を利用したワイヤレスブロードバンド最新動向
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本年6月にIEEE標準化役員会にてiBurstをベースとする625K MCモードがIEEE802.20の1方式として標準化承認されました。
また国内においては2010〜2025MHzの再割当の技術検討が総務省情報通信審議会で行なわれており、iBurstはその候補の一つとなっています。
本講演では無線ブロードバンドシステムとして既に海外10カ国以上で商用サービスが行われており、その実用性が証明されているiBurst技術につき、その現状と今後の動向を実例をまじえて紹介します。
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土屋 剛氏 京セラ
通信機器関連事業本部 海外システム営業部 開発営業課 責任者
土屋 剛
1981年ニチメン株式会社(現双日株式会社)入社、
電子情報部門の海外営業を担当、
1987-1991年米国、1994-1999年ドイツへの駐在を経て
1999年ニチメンテレコム株式会社(現アイ・ティー・テレコム株式会社に異動。
2003年京セラ株式会社入社、2005年よりiBurstの海外営業、
マーケティングを担当