このような状況のなか、通信網のブロードバンド化及びIP化の進展と放送のデジタル化の進展により、従来の通信と放送との区別が明確でない状況も生じてきており、必要な制度の整備を図ることによって、既存の通信・放送産業のさらなるは発展及び新たなコンテンツ産業・市場の創造を図ることが喫緊の課題となってきている。 このような状況を踏まえて、通信・放送分野で細分化している法体系を、総合的観点から見直し、分野別縦割りの法体系から、レイヤー別の法体系へと移行することが適切であるとの意見を研究会からいただき、総務省として、今後の社会・経済の発展の観点から、法体系を見直す作業に着手した。 このような状況、考え方について解説を加える。
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2011年という時期に携帯上で展開されるサービス、利用技術を考え、手のひらの携帯電話上で一連のサービスとして提供したいと考えている。それは、ユーザは放送、通信という配信手段を意識することなく、様々な情報に、"いつでも"、"どこでも"、"必要な情報"を取得することを可能に、或いは容易に到達できるサービスを、通信の"プル"機能と、放送の"プッシュ"機能を有機的に結合させることにより提供できると考えている。 現在端末が普及しているワンセグ放送とも連携し、新しい携帯サービスの扉を開きたいと考えている。 貴重な電波という資源を、利用者にとって最もコストパフォーマンスの良い形で、より優しいインターフェースで提供することを現在検討中であり、その一端をご紹介したいと考えている。
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今では殆どの国民が所有している携帯電話端末。現状の携帯電話端末の利用状況を鑑み、利用者に支持されるモバイルTVとは?をテーマに今後のモバイルTVの展望について講演を行ないます。
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従来の通信によるサービスでは、on demand的にコンテンツビジネスを展開してきていたが、携帯端末向けマルチメディア放送サービスでは、いわゆる放送インフラを用いることで、効率的に、同時・同報的に、さらに広域的に同一コンテンツを視聴・配信することが可能となる。 これにより、従来のpull型コンテンツビジネスから真のpush型コンテンツビジネスを実現することが可能となるばかりでなく、即時性という「情報の新しさ」に対して新たな付加価値を生むことが可能となる。 今回の講演においては、MediaFLOのような新たな技術をもちいることで、どのような変化が起こるのか、また、その導入に向けてどのような取り組みを行っているのかについて紹介するとともに、このあらたなサービスに対する理解を深めて頂きたいと考えている。
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