Hコース Android & iPhone3G スペシャルフォーラム
2009年7月23日(木)
コース券:28,000円(税込)
会場:会議棟102号室
定員:150名
H-1
13:00〜
13:50
アップルとグーグル、モバイルプラットフォーム戦略の違いと将来展望

昨年のiPhone 3Gの登場は、黒船来航にたとえられます。閉鎖的な日本の携帯電話市場がいつまでも閉鎖的でいられないこと、グローバル化の流れに自ら打って出ない限り、未来はないという事実をまざまざと見せつけました。2009年に入って、アップルはiPhone OS 3.0とiPhone 3G Sを発表。さらなる高速・高機能化を実現し、世界のスマートフォン市場でのNo.1ポジションを目指してシェアを伸ばしつつあります。一方、グーグルは、Androidをオープンな携帯電話プラットフォームとして無償で公開。台湾の大手携帯電話メーカーHTCが、世界初となるAndroid携帯電話T-Moblie G1をリリースし、続いてVodafoneからHTC Magic、NTTドコモからHT-03Aをリリースしました。アップルとグーグル、両社に共通しているのは、PCインターネットと携帯インターネットを融合させ、これまでにないパワフル、かつ利便性の高いモバイルインターネットを実現しようとしていることです。一方、その戦略は対照的です。トータルソリューションを一社で統一的に実現しようとするアップルと、オープン化を徹底的に進めようとするグーグル。Androidで特筆されるのは、それが携帯電話にとどまらず、あらゆる機器に組み込み可能だということです。もし、Androidがあらゆる機器に組み込まれ、相互に交信を始め、いわゆるクラウド・コンピューティングの中で動き始めたらどうなるのか? かつて「ユビキタス」ということがいわれた時代がありましたが、そんな未来イメージが今、現実のものになろうとしているわけです。アップルとグーグル、そして、シンビアン、リサーチ・イン・モーション、マイクロソフトといったガリバーたちが、このオープン・モバイルという世界潮流の中でどう闘おうとしているのか? そして、そうした中、今、どのような新しいコンテンツ流通、新しいサービス・ソリューションが生まれようとしているのか? ということについて考察したいと思います。

高木 利弘 氏 クリエイシオン代表取締役 マルティメディア・プロデューサー
インプレスR&D インターネットメディア総合研究所 客員研究員
高木 利弘

株式会社クリエイシオン代表取締役、早稲田大学非常勤講師、日本マス・コミュニケーション学会会員、インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所客員研究員。1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。『CaptainPedia』、『MACLIFE』などのコンピューター関連雑誌の編集長をつとめた後、1996年に独立。企業向けITコンサルティング、IT系事業の企画プロデュース、市場調査、講演、執筆活動を行っている。株式会社カシスで企画・開発に関わったKacisプロノート/Kacisマイノート(旧称:Kacis Publisher/Kacis Writer)は、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2001」(SOFTIC)を受賞する。主な著書は、『Macintoshなんでも聞いて!インターネット編』(インプレス刊)、『Mac OS X Serverパーフェクトガイド』(インプレス刊)、『Kacisでサクサク文書作成』(SCC刊)、『ケータイコンテンツビジネス調査報告書2008』『CGM/SNSビジネス調査報告書2008』『iPhone3Gアプリ開発とビジネスプランニング』、『Google Android 調査報告書 2009』、『電子書籍ビジネス調査報告書2009』、『電子コミックビジネス調査報告書2009』(インプレスR&D刊)など。

<講演実績>

・2008年10月30日   MCFセミナー「多様化し進化を加速する電子書籍市場 」/主催:モバイル・コンテンツ・フォーラム
・2008年7月3日 JAGATセミナー「出版ビジネスの新動向」/主催:日本印刷技術協会(JAGAT)
・2008年3月4日 帆風セミナー「デジタル時代の印刷事業」/主催:帆風
・2008年2月8日 Page2008セミナー「出版・印刷におけるクロスメディアの取組と展望」/主催:日本印刷技術協会(JAGAT)
・2007年7月31日 朝日新聞社セミナー「SNSの現状と将来展望」/主催:朝日新聞社

H-2
14:00〜
14:50
Androidの最新技術動向と可能性 〜端末発表後〜

2007年11月に発表されたGoogle Androidは2年弱を経て、NTTドコモから「HT-03A」として市場にその端末が登場した。このAndroidは、初のオープンソースで書かれたモバイル向け「オープンプラットフォーム」であり、携帯電話のオペレーティングシステム(OS)の位置づけとなる。Androidが他のモバイルプラットフォームと決定的に異なる「オープンな組込」について優位なポイントを中心に、その活用方法、それを活かしたビジネスの可能性を紹介する。Androidが登場して、端末が発売された現在に至るまで、モバイルプラットフォーム市場をどのように変えたのか、またはどのような流れに沿っているのか、紹介する。

嶋 是一 氏 日本Androidの会
幹事 PF-WGリーダー
嶋 是一

インターネット前世紀である1994年に日本で初めて開設されたWebサーバ(KEKUX)にてWebページ開設して以来インターネットフリークに。1998年ごろからケータイのWebサービスに取り組み始め,ケータイブラウザ創世記の立ち上げに携わる。カシオ計算機株式会社の携帯電話初号機C303CAにてcdmaOneを用いたWAPブラウザ開発を主導して以降,一貫して携帯電話Web関連のソフトウェアエンジニアとして従事。過去TELWEBメーリングリスト主宰し,ケータイブラウザ関連書籍を執筆。現在も携帯電話開発に携わる一方,MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)にて,モバイルシステム技術検定委員 テキストWG副主査として検定教科書や試験策定に参画している。著書は、技術評論者「Google Android入門」など、寄稿・共著多数。

H-3
15:00〜
15:40
iPhone3G & Android 徹底検証!その@ アプリマーケット編

iPhone 3GやAndroidに関するマーケットプレイスの現状と今後のトレンドを徹底検証します。iPhone OS 3.0により始まるiPhone向けのアイテム課金なども話題も含めた最新情報を講演します。

佐々木 陽 氏 GClue [ジークルー]
代表取締役社長
佐々木 陽

株式会社GClue代表取締役社長。2000年より携帯電話向けアプリに特化した開発をおこなう。現在は、iPhone/Android/Nokia(Ovi)などのスマートフォン向けのアプリ配信を会津若松市を拠点に行っている。

H-4
15:50〜
16:20
iPhone3G & Android 徹底検証!そのA アプリケーション開発環境編

iPhone 3GやAndroidに関するアプリケーション開発手法に関する議題や、Androidに関しては、Androidフレームワークの改造方法や独自Android携帯電話の開発方法などについて講演する。

佐々木 陽 氏 GClue [ジークルー]
代表取締役社長
佐々木 陽

株式会社GClue代表取締役社長。2000年より携帯電話向けアプリに特化した開発をおこなう。現在は、iPhone/Android/Nokia(Ovi)などのスマートフォン向けのアプリ配信を会津若松市を拠点に行っている。

閉じる
Copyright 2003-2009 RIC TELECOM. All Rights Reserved.