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[Aコース]テクニカルセッション<有料コース> M2M通信を支えるローパワーワイヤレス徹底解説

会議棟6F 608号室
定員:100名
2012年5月30日(水)
コース券:25,000円(税込)
さまざまな機器がネットワークを介してサーバーマシンとつながるM2M通信では、屋外にあるガスメーターや各種センサーなど電源確保が難しい機器に装着したバッテリーをなるべく長持ちさせるために、消費電力を抑え込んだローパワーの近距離ワイヤレス通信が不可欠となっています。また通信のローパワー化は、省エネルギーと高効率を必須とするスマートグリッドなど将来のインフラ整備にも欠かせない技術となっており、さまざまな業界から注目を集めています。本フォーラムでは、電池1本で数年稼働も夢ではない低消費電力を実現した代表的なローパワーワイヤレス通信の最新技術動向と応用について解説していきます。
A-1
13:00〜
13:50

IEEE802.15.4g/eによるローパワー通信とWi-SUNの最新動向

電気、ガス、水道などにおいてメータの自動検針及び管理等を円滑に行うために、ローパワー通信技術を駆使した有線ネットワーク及びワイヤレス通信を利用する「スマートメータ」および「スマートユーティリティネットワーク(SUN)」に関する研究開発、標準化が世界各地で行われています。特にワイヤレス通信に関しては、IEEEによって規格化されたIEEE802.15.4g/4e規格を使用した「ワイヤレススマートユーティリティネットワーク(Wi-SUN) 」のデファクトスタンダード化が注目を集めています。本講演では、IEEE802.15.4g/4eをベースとしたローパワー通信の技術ポイントを整理するとともに、IEEE802.15.4gをベースに実用化へ向けて動き出しているWi-SUNについて解説します。また、Wi-SUNによる通信互換性を担保するために設立された「Wi-SUNアライアンス」の活動内容についても紹介します。
情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所
スマートワイヤレス研究室 室長  博士(工学)
原田 博司
平成7年 郵政省通信総合研究所(現 独立行政法人情報通信研究機構(NICT))入所。以来ディジタル信号処理を用いた移動通信技術、ソフトウェア無線技術、コグニティブ 無線技術、ワイヤレススマートメータリングの研究、開発、標準化に従事。オランダ・デルフト工大研究員(平成8-9年)、電気通信大学客員教授(平成18年〜)、米国ソフトウェア無線(SDR)フォーラム理事(平成19年〜)、IEEE1900.4副議長(平成19年〜)、IEEE Dyspan standards committee (IEEE 1900)議長(平成20年〜)、IEEE802.15.4g副 議長(平成21年〜)、米国ホワイトスペースアライアンス理事(平成23年〜)、TIA TR-51副議長(平成23年〜)等の研究/標準化活動に従事。現在、NICT、ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 室長。電子情報通信学会フェロー。
A-2
14:00〜
14:50

省電力無線向けIPv6ネットワーク技術の最新動向
〜6Lowpan,RPL,CoRE分科会での議論詳細〜

インターネットの通信規格を決定するIETF(Internet Engineering Task Force)にて省電力向けセンサネットワークの通信プロトコルの標準化が進んでいる。スマートメータシステムをはじめとしたセンサネットワークの世界的な盛り上がりと共に様々な議論が進められている。本講演では特に802.15.4上でIPv6通信を行う6Lowpan分科会、センサ向け通信経路制御を行うRoll分科会、小型デバイス向けアプリケーションフレームワーク仕様を決めるCoRE分科会の最新動向と今度の展望について述べる。
株式会社 日立製作所 横浜研究所 SS部 研究員
佐藤 弘起
2003年東北大学工学研究科修了、同年、株式会社日立製作所入社にシステム開発研究所へ配属。以降、モバイルアドホックネットワーク技術、センサネットワークの研究開発に従事し、現在、無線ネットワークシステム全般の研究開発に従事。2004年よりIETFにて標準化活動に参画し現在に至る。
A-3
15:00〜
15:50

超低消費電力無線PAN・BANソリューション ANT/ANT+
およびBluetooth low energyの概要・特徴

M2M通信を支えるローパワーワイヤレス技術として注目される、ボタン電池駆動可能な超低消費電力無線(ULP)PAN・BANソリューションである、「ANT/ANT+」および「Bluetooth lowenerg」の2つの技術について、その概要とそれぞれの特徴・差異について解説する。
ノルディックセミコンダクターASA カントリー・マネージャー
山崎 光男
2008 年3 月からNordic Semiconductor に日本担当のカントリーマネージャーとして参加。日本企業にて開発設計業務に従事後、ロックウェルセミコンダクター、コネクサントで無線製品の技術サポート経験を経る。その後、米国および欧州の複数の新規企業にて、ワイヤレス製品(携帯関連・UWB 関連など)・ネットワーク製品等で、日本市場の立ち上げに従事。
※講演内容、講師などは変更する場合がございます。

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