2007年度に2.5GHz帯の周波数割当が決定し、2008年にはいよいよ国内においても商用サービスが期待される状況となったモバイルWiMAXについて、現在IEEE及びWiMAXフォーラムでの標準化や、国内外での導入に向けた動向と、WiMAX導入までの課題等について解説します。
I. IEEE802.16e(モバイルWiMAX)の標準化をめぐる動き
II. 国内におけるWiMAX導入に向けた動向
III.海外でのWIMAX導入に向けた動向
IV. WiMAX導入までの課題
Rooftop communication Corp 研究員 (シリコンバレー/Mountainview)
1999-2001年
Nokia Wireless Router Ltd. 研究員(シリコンバレー/Mountainview)
2001年〜
シンクチューブ代表取締役
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路車間・車車間通信への取り組みとIEEE802.11pの動向解説
ITS(Intelligent Transport Systems)の分野では、車両と路側機あるいは車両同士で情報交換することでドライバーに安心・安全な運転環境を提供し、交通事故による死傷者数の削減を図る検討が進められています。日米欧各地で2010年頃の実用化を目指し、実証実験などの動きが活発化してきています。
米国では、このような路車間通信および車車間通信に使用する通信規格としてIEEE802.11pの標準化作業が進められています。また欧州も802.11pの採用を検討しており、周波数帯獲得に動いています。
本講演では、上記のようなITSへの取り組みと標準化作業の最新動向を紹介します。