Qコース モバイルライフイノベーションフォーラム
2009年7月24日(金)
コース券:21,000円(税込)
会場:会議棟102号室
定員:150名
Q-1
13:00〜
13:50
ライフログデバイスとしての携帯電話の可能性

マーケティングと広告、販促、そして情報アクセスは今後ライフログへと統合していく。その新しいライフログ時代において携帯電話はどのような役割を果たしていくことになるのかを詳説する。

佐々木 俊尚 氏 ITジャーナリスト
佐々木 俊尚

1961年生まれ。早稲田大学政経学部中退。毎日新聞社、月刊アスキー編集部を経てフリージャーナリスト。7月に「2001年新聞・テレビ消滅」(文春新書)「仕事をするのにオフィスはいらない ノマドワークのすすめ」(光文社新書)を上梓。

Q-2
14:00〜
14:50
オープン化するソーシャルメディアのケータイへのインパクト

 Facebookプラットフォームの公開やOpensocialの登場に見られるように、2007年から欧米を中心に始まったソーシャルメディアのオープン化のトレンドが日本にも押し寄せている。一方、ユーザのもっとも身近な場所にあるデバイスとしての携帯電話に対して、ソーシャルネットワークやネットコミュニティにアクセスするインターフェイスとしての役割を期待されることも多くなった。
 本セッションでは、PCを中心に始まったソーシャルメディアのオープン化によって、アイデンティティやデータのポータビリティがもたらすサービスの進化を踏まえたうえで、モバイル・ソーシャルアプリケーションが今後どのように実現されるか、さらにライフログへのアクセスインターフェイスとして携帯電話がどのような役割を果たし得るのかを展望する。

亀津 敦 氏 野村総合研究所
情報技術本部 技術調査部 主任研究員
亀津 敦

1996年東京大学経済学部卒業後、精密機器メーカーの情報システム部門・経営企画部門勤務を経て、 2000年に野村総合研究所に入社。情報技術本部にてIT動向の調査と分析を行うITアナリスト集団に所属。専門はグループウェア・検索技術などに代表される企業内コラボレーション/ナレッジマネジメント分野や、次世代Web技術の進化とネットコミュニティの動向分析

Q-3
15:00〜
15:50
AR(拡張現実)と位置情報技術で実現する新サービスの可能性

AR(Augmented Reality)、「拡張現実」という技術領域が実用化フェーズに入り注目を集めています。ARは、もともとVR(仮想現実)に対比され、コンピュータ環境の中にユーザーが没入するのではなく、ユーザーの現実環境の中になるだけ溶け込む形でデジタル情報を提示します。現実空間をデジタル技術で(視覚や聴覚を)強化するという概念から「強化現実」とも呼ばれます。そのため、現実の場所や空間、リアルな情報を知覚するための認識・センシング技術や、デジタル情報を現実空間に合わせてどう提示するかというユーザーインタフェイス技術などの融合領域になります。ビジネス的には特に、場所や空間に連動した情報配信サービスととても親和性が高いと考えられます。測位技術としては、GPSをはじめ、無線LAN電波を用いて屋内でも位置が即座に分かる「PlaceEngine」などの技術も実用化され、それらの組み合わせで新しい領域のサービスが期待できます。ARと位置情報技術を組み合わせることにより、切り開かれる今後のARや位置情報サービスの実用化やビジネス化への展望を語ります。

末吉 隆彦 氏 クウジット
代表取締役社長
末吉 隆彦

慶応義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程修了。1992年ソニー株式会社入社。ソフトウェアプロジェクトリーダーとして、VAIO C1などのノートPC商品化に尽力する。2005年よりソニーコンピュータサイエンス研究所勤務。Wi-Fi電波による位置推定技術を利用したロケーションウェア「PlaceEngine」のサービス立ち上げと企画運営を行う。2007年同社を退社しクウジット株式会社を設立、代表取締役社長に就任。

Q-4
16:00〜
16:50
モバイルICTからみた「自動車関連市場」の大きな可能性

国内の携帯電話市場が飽和する中で、急成長するM2M市場。その中でもいち早い市場化が可能で、ビジネス/サービスの可能性が大きい自動車市場について分析・解説していく。

神尾 寿 氏 通信・ITSジャーナリスト
神尾 寿

IT専門誌の契約記者、大手携帯電話会社での新ビジネスの企画やマーケティング業務を経て、1999年にジャーナリストとして独立。ICT技術の進歩にフォーカスしながら、それがもたらすビジネスやサービス、社会への影響を多角的に取材している。得意分野はモバイルICT(携帯ビジネス)、自動車/交通ビジネス、非接触ICと電子マネー。現在はジャーナリストのほか、IRIコマース&テクノロジー社の客員研究員。2008年から日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員、モバイル・プロジェクト・アワード選考委員などを勤めている。

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