LTEサミット2010

[L2コース] LTE&4G移動通信サービス構想

いよいよ始まるLTE(Long Term Evolution)サービスに代表される第3.9世代、そしてその未来を背負うであろう第4世代の携帯電話サービスについて、総務省と移動通信キャリアが将来構想を熱く語ります。
会場:会議棟102号室
定員:150名
2010年7月16日(金)
コース券:30,000円(税込)
L2-1
13:00〜
13:40

モバイルブロードバンドの最新動向

総務省では、携帯電話をはじめとした移動通信システムの更なる多様化・高度化に向けた取組みを積極的かつ迅速に推進している。今後も進化し続けるワイヤレスブロードバンドについて、最近の動向と今後の展開の方向性を紹介する。
竹内 芳明 氏
総務省
総合通信基盤局 電波部 移動通信課長
竹内 芳明
昭和60年 郵政省入省 
平成10年 東北電気通信監理局 総務部長
平成11年 電気通信局 電波部 衛星移動通信課企画官
平成13年 情報通信政策局 宇宙通信政策課 宇宙通信調査室長
平成15年 情報通信政策局 技術政策課 研究推進室長
平成18年 情報通信政策局 宇宙通信政策課長
平成19年 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課長
平成20年 総合通信基盤局 電波部 移動通信課長(現在に至る。)
L2-2
13:50〜
14:30

UQ WiMAX が拓くワイヤレスインターネット世界

UQ WiMAX は、従来の携帯電話のデータ通信とは異次元の高速無線インターネットサービスを提供している。ここでは、携帯電話の世界とワイアレスインターネットの世界がどう異なっているかについて、サービスやビジネスモデルの観点から述べ、それを支える技術の本質として、単に無線伝送方式に着目することでは見えない本質的な思想の違いについて述べる。WiMAX の技術とUQのサービスの現況に加え、将来の更なる発展ロードマップについても述べる。
尾上 誠蔵 氏
UQコミュニケーションズ
執行役員 CTO
渡辺 文夫
1975年東京工業大学工学部電子工学科卒、1980年同大学院博士課程了、工学博士。
同年KDD入社、研究所において、アンテナ、衛星通信システム、移動体通信システム等の研究開発を担当。1998年株式会社KDD研究所取締役。2000年KDD IMT-2000推進室長。2001年KDDI無線アクセス技術部長。2006年KDDI理事。この間、移動体通信の国際標準化と商用設備開発、ネットワークの企画・計画を担当。2007年以降WiMAX のUQコミュニケーションズCTO兼務。
1989年ピエロファンティ国際賞、1991年電波功績賞。2001年ITU協会功績賞。2007年MCEI Executive Of the Year。2010年文部科学大臣表彰科学技術賞。ARIBブロードバンドワイヤレスアクセス部会長。WiMAX Forum Board of Directors。電子情報通信学会 Fellow。
L2-3
14:40〜
15:20

KDDIの次世代移動通信システムへの取組み

本講演では、KDDIのモバイルサービスの現状を踏まえ、急増するトラヒックに対応し、さらに環境に配慮した次世代移動体通信システムを実現するための、KDDIの取り組みについて紹介します。
黒澤 葉子 氏
KDDI 
技術統括本部技術渉外本部企画調査部標準戦略グループ 課長 
黒澤 葉子
1997年、国際電信電話株式会社(現KDDI株式会社)入社。
2004年より移動通信(IEEE, WiMAX, 3GPP)に関する標準化に従事。現在に至る。
L2-4
15:30〜
16:10

次世代モバイル技術への挑戦と展望

2007年3月のサービス開始以来、当社はモバイルブロードバンドを主軸とするユニークなサービス展開を図ってきました。今後激しさを増すであろうサービス競争を意識し、今年中に40Mbps超のサービスを開始します。本講演では、当社の次世代に対するこれまでの取り組みや今後の戦略、展望について紹介します。
諸橋 知雄 氏
イー・モバイル 
経営戦略本部 次世代モバイルネットワーク企画室長 
諸橋 知雄
94年 第二電電(株) (現KDDI)入社。PHSの技術開発、事業立ち上げを経て、96年より米国カリフォルニア州立大学サンディエゴ校無線通信センタに勤務し、広帯域無線通信技術の研究開発に従事。通信コンサルタントを経て01年に帰国し、イー・アクセス(株)に入社。ATM/IPバックボーン設計業務、ADSL高速サービス開発業務に従事した後、04年よりモバイル事業の事業企画および技術戦略を担当し現在に至る。
L2-5
16:20〜
17:00

実現が近づくLTEとその後の発展シナリオ

移動通信の長期的発展の構想としてのスーパー3Gコンセプトの提唱から6年が経過し、3GPPでLTEとして標準された。LTEは多くのオペレータからの支持を得て携帯電話の実質的な唯一の世界標準として実現の時期が近づきつつある。世界の先頭集団のオペレータは今年中の導入を目指しており、商用化の動きが活発化している。本講演では、LTEやその更なる進化系であるLTE-Advancedについてのドコモの導入計画の考え方、開発・展開状況や世界の動向について述べる。
渡辺 文夫 氏
NTTドコモ
執行役員 研究開発推進部長
尾上 誠蔵
1982年3月  京都大学大学院 工学研究科 電子工学専攻 修士課程修了
1982年4月  日本電信電話公社入社
1989年2月  NTT(株)無線システム研究所 無線方式研究部 主任研究員
1992年7月  NTT移動通信網(株) 研究開発部 第二開発部門 主任技師
1995年4月  同社 研究開発部 開発企画部門 担当部長
1998年7月  同社 無線ネットワーク開発部 主幹技師
2002年6月  NTTドコモ(株) 無線ネットワーク開発部長
2004年3月  同社 IP無線ネットワーク開発部長
2005年11月   同社 無線システム開発部長兼務
2006年6月  同社 無線アクセス開発部長
2008年6月  同社 執行役員 研究開発推進部 部長(現職)
※講演内容、講師などは変更する場合がございます。