携帯電話やスマートフォンなどのモバイル機器を利用したさまざまなサービスが登場し、拡大の一途を辿るモバイルマーケット。ここでは、資金決済法の施行で変化する携帯電話を使った決済や送金と、オープン化が進むID認証機能について最新動向を整理し、将来を占います。また、ID活用の先進的事例として、レコチョクの取り組みを紹介します。
会場:会議棟609号室
定員:50名 2010年7月15日(木)
コース券:20,000円(税込)
|
WB5-1
13:00〜 13:45 |
資金決済ビジネスの新時代 − 資金決済法とID連携4月に施行された資金決済法によりどのような新たな決済ビジネスが可能になっているのか、法の概要を解説するとともに、今後、参入企業に課せられる安全対策、とりわけ、資金決済業の登場でより金融ビジネスの中で氾濫するであろうIDの連携とセキュリティの向上の可能性について検討する。
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)
教授 杉浦 宣彦 氏
中央大学大学院法学研究科博士後期課程民事法専攻 修了 博士(法学)
香港上海銀行、金融庁金融研究研修センター研究官、JPモルガン証券シニアリーガルアドバイザーを経て、現職 |
---|---|
WB5-2
14:00〜 14:45 |
NTTドコモの金融・決済サービス展開現在、ドコモは、ケータイの特性や自社のアセットを活用することによって、ユーザーの利便性が飛躍的に高められ、かつ社会的課題も解決できる可能性がある事業領域として、金融・決済分野に着目しています。 本講演では、ドコモによる金融・決済サービスの概要と今後の可能性について解説したいと思います。
NTTドコモ
フロンティアサービス部 金融・コマース事業推進担当部長 江藤 俊弘 氏
1990年日本電信電話株式会社入社。97年NTTリース株式会社(現NTTファイナンス株式会社)への出向を経て、2002年より株式会社NTTドコモにて勤務。
ケータイクレジット「iD」の立ち上げ等に従事後、08年より現職。09年「ドコモ ケータイ送金」、10年「ドコモ ワンタイム保険」のサービス導入等、ドコモにおける金融・決済サービスの戦略立案・推進を担う。 |
WB5-3
15:00〜 15:45 |
プラットフォーマによる新たなモバイルエコシステム形成の動き広帯域ネットワークとスマートフォンの普及により、通信上位レイヤのサービスが拡大しつつあります。これまでは、キャリア主導による垂直統合型のサービスが一般的でしたが、プラットフォーマを中心としてエコシステムを形成することで、さまざまなサービスが提供されるようになってきました。 本セッションにおいては、モバイルエコシステムの形成の動きや上位レイヤにおけるサービスの可能性についてお話をいたします。
バリューチェーンコンソーシアム
理事 野澤 裕 氏
モバイルサービス、電子決済分野における独立コンサルタント。
通信業界におけるIT分野において20年以上に渡る経験があり、近年では通信サービスのパラダイムシフトを加速するノントラフィック(非通信系)サービスのバリューチェーンを形成することに従事。これまでに、システムインテグレータ、課金、決済ソフトウェアベンダー、通信事業者のIT戦略部門を経験し、幅広い視野で次世代の通信サービスの可能性を追及している。 |
WB5-4
16:00〜 16:45 |
●都合により講演者が変更になりました
レコチョクIDを活用したエンタメプラットフォーム展開公式CPとして1800万人のアクティブユーザーを抱えるレコチョク。このユーザー基盤(レコチョクID)を活用した取組みについて、ご説明させていただきます。
<講演者>
レコチョク 事業開発部 事業開発G マネジャー 百瀬 朋彦 氏
<プロフィール>
株式会社レコチョク 事業開発部 事業開発G マネジャー。武蔵大学経済学部卒業後、日本信販株式会社(現三菱東京UFJニコス株式会社)入社。企画開発部にて電子決済サービスの企画。その後、カブドットコム証券設立に参加。電子マネー「Edy」を運営するビットワレット株式会社に転職、Edyのネット及び携帯サービス企画などに従事、事業戦略課長など。その後、シニア向けSNSサービス「小僧com」副社長として小僧SNSを立ち上げる。09年6月より現職。 |