(1) 多キャリア時代の到来:
競争の激化と多様化で変化の兆し、ビジネス/生活スタイルは大きく変わる |
MNP(携帯電話の番号ポータビリティ)開始、MVNO/MVNEビジネスの模索、新規参入キャリアによる商用サービス開始、WiMAXや公衆無線LANによる情報通信サービス提供など、2007年の日本の移動体通信市場は多キャリア時代へと突入します。こうした動きを受け多様化するワイヤレス&モバイルビジネスを、技術、サービス、ソリューションの視点から多角的に整理していきます。
|
(2) 移動と固定の融合:
FMCで生まれる、モバイルと固定系、インターネットビジネスの新しい形 |
FMC(Fixd Mobile Convergence)に象徴されるように、移動と固定の融合が始まりました。通信技術のみならず、移動・固定間でのサービス事業者連携も本格的に始まりつつあります。さらに、PCすなわちインターネット業界をも巻き込んだ、新しいビジネス創造の連鎖が起こりつつあります。融合/連携を支える技術開発や営業現場の取り組みを、詳細にお伝えしていきます。
|
(3) 端末の超高機能化:
モバイル情報端末は第2のPCへ、求められる多彩なアプリケーション連携 |
携帯電話/PHSは、今や第2のPCとも呼べるほど機能的な進化を遂げました。3.5Gの高速通信、大型の高精彩液晶、小型キーボード実装、デジカメ品質のカメラ機能、大容量メモリー、フルブラウジング機能、地デジ対応、フル楽曲のダウンロード・再生機能――など。端末の高機能化を支える組込みデバイス開発、さらに高機能端末を活かした次世代アプリケーション開発の最前線に目を向けていきます。
|
(4) 無線ネットワーク開発の加速:
第4世代/IMT-Advanced、IEEE802ワイヤレスの競争と共存 |
携帯電話/PHSキャリアを中心とした第4世代/IMT-Advancedのネットワーク開発が進んでいます。さらに、ZigBee、WiMAX、IEEE802.20、IEEE802.11n、メッシュネットワークに代表される非セルラー系無線ネットワーク技術開発も、いよいよ本格的な実用段階へと進みつつあります。携帯電話/PHS、そして非セルラーの次世代通信技術開発の最先端を、「4G」「IEEE802」という視点から体系的に取り上げ、規格標準化、製品開発のビジネス動向を解説していきます。また、海外で先行する次世代通信サービスのモデルケースなども紹介していきます。
|
(5) 1人1台から1人2台へ:
想像を超えたサービス開発、新たな法人需要開拓 |
携帯電話/PHSの加入者総数が1億加入を突破した今、1人2台の端末を所有する時代の到来も現実味を帯びてきました。電話機として携行するのか、あるいは、新たな情報通信ネットワークのアクセス手段として携行するのか――。法人ユースにおける携帯電話/PHS、ハンディターミナル等の最新活用事例のほか、マシン搭載によるデータ通信サービス事例など、モバイル情報端末の新たな活用事例に着目していきます。 |