A-1
13:00〜 13:50 |
IEEE802.15.4g/eによるローパワー通信とWi-SUNの最新動向電気、ガス、水道などにおいてメータの自動検針及び管理等を円滑に行うために、ローパワー通信技術を駆使した有線ネットワーク及びワイヤレス通信を利用する「スマートメータ」および「スマートユーティリティネットワーク(SUN)」に関する研究開発、標準化が世界各地で行われています。特にワイヤレス通信に関しては、IEEEによって規格化されたIEEE802.15.4g/4e規格を使用した「ワイヤレススマートユーティリティネットワーク(Wi-SUN) 」のデファクトスタンダード化が注目を集めています。本講演では、IEEE802.15.4g/4eをベースとしたローパワー通信の技術ポイントを整理するとともに、IEEE802.15.4gをベースに実用化へ向けて動き出しているWi-SUNについて解説します。また、Wi-SUNによる通信互換性を担保するために設立された「Wi-SUNアライアンス」の活動内容についても紹介します。情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所
スマートワイヤレス研究室 室長 博士(工学) 原田 博司氏 平成7年 郵政省通信総合研究所(現 独立行政法人情報通信研究機構(NICT))入所。以来ディジタル信号処理を用いた移動通信技術、ソフトウェア無線技術、コグニティブ 無線技術、ワイヤレススマートメータリングの研究、開発、標準化に従事。オランダ・デルフト工大研究員(平成8-9年)、電気通信大学客員教授(平成18年〜)、米国ソフトウェア無線(SDR)フォーラム理事(平成19年〜)、IEEE1900.4副議長(平成19年〜)、IEEE Dyspan standards committee (IEEE 1900)議長(平成20年〜)、IEEE802.15.4g副 議長(平成21年〜)、米国ホワイトスペースアライアンス理事(平成23年〜)、TIA TR-51副議長(平成23年〜)等の研究/標準化活動に従事。現在、NICT、ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 室長。電子情報通信学会フェロー。
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A-2
14:00〜 14:50 |
省電力無線向けIPv6ネットワーク技術の最新動向
インターネットの通信規格を決定するIETF(Internet Engineering Task Force)にて省電力向けセンサネットワークの通信プロトコルの標準化が進んでいる。スマートメータシステムをはじめとしたセンサネットワークの世界的な盛り上がりと共に様々な議論が進められている。本講演では特に802.15.4上でIPv6通信を行う6Lowpan分科会、センサ向け通信経路制御を行うRoll分科会、小型デバイス向けアプリケーションフレームワーク仕様を決めるCoRE分科会の最新動向と今度の展望について述べる。 |
A-3
15:00〜 15:50 |
超低消費電力無線PAN・BANソリューション ANT/ANT+
M2M通信を支えるローパワーワイヤレス技術として注目される、ボタン電池駆動可能な超低消費電力無線(ULP)PAN・BANソリューションである、「ANT/ANT+」および「Bluetooth lowenerg」の2つの技術について、その概要とそれぞれの特徴・差異について解説する。 |