C-1
10:30〜 11:10 |
モバイルインフラのデータオフロードをめぐる世界の動きと標準化動向スマートフォンの普及に伴い、そのデータトラヒックが携帯通信網を圧迫しているため、一部のトラフィックを無線LAN等にオフロードするサービスに注目が集まっている。しかしこの事象をインターネットトラヒックの観点で捉えると、今後の携帯通信ビジネスの方向性が見えてくる。本講演ではモバイルデータオフロードをめぐるマーケット動向と、それに関わる3GPP, WFA/WBAにおける標準化動向について解説する。シスコシステムズ AP CTO オフィスJPN シニアマネージャ
人見 高史氏 1999年シスコシステムズに入社。2004年より次世代モバイルパケットコアの検討に携わり、EPC(SAE)の策定において 3GPP , IETFでの標準化作業に従事。 WFA HS2.0 programや、WiFiを中心としたMobile Data Offloadのstrategyやsolutionの推進を担当。
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C-2
11:15〜 12:05 |
Wi-Fiオフロードも実現するHOTSPOT2.0&NGH(次世代Hotspot)とビジネスチャンススマートフォンの普及によるデータトラフィックの爆発的な増大への対策は、モバイルインフラを提供するキャリアやベンダにとって喫緊の課題となっており、標準化を視野に入れた対応策の検討が世界規模で開始されています。その具体策として大きな注目を集めているのが公衆無線LANを利用したデータオフロードです。これに関して、これまでLAN側のワイヤレスネットワーキングを推進してきたWi-Fiアライアンスでは「Hotspo2.0(サービス名Passpoint)」を推進しています。また、公衆網側のワイヤレスを推進してきた3GPPでは「NGH(次世代ホットスポット)」として議論を進めており、両者は協調関係にあります。本講演では、これら2つのポイントと、それを用いたデータオフロード手法がどのような仕組みと利用形態を想定しているのかについて、技術的なポイントをおさえつつ解説していきます。 また、データオフロードをマイクロセルとの連携で扱うなどの新提案や、Microsoft Lync等のリッチメディアコラボでの実用生確保などの実サービス応用の考察も進んでいます。そのような新たなビジネスチャンスについても言及してみたいと思います。通信エンジニア・コンサルタント
NEC 企業ネットワーク開発本部 シニアマネージャ 小林 佳和氏 NECにてKTS、ISDNルータ、CTI統合配線、IP電話システム、業界初のMS-Office連携テレフォニーシステム、QoS対応Wi-Fiアクセスポイントなどを開発。Wi-FiアライアンスがWECAという設立時の名前の時代からアライアンスに参加。現在、NEC クラウド戦略室 シニアエキスパート 企業ネットワーク開発本部 グループマネージャ。山形大学非常勤講師。第24回市村賞、平成13年発明表彰の地方発明賞千葉県支部長賞を受賞。マイクロソフトMVPアワード“Microsoft MVP for Microsoft Office Communications Server(2007)”と“Communications & Collaboration - Communications Server(2008、2009、2010、2011)”を受賞。「パソコンLANとインターネット技術」「LAN工事実戦テクニック」「高速 LAN構築実戦テクニック」「電話屋が書いたIPの本」「これでできる無線LAN電話工事」など著書多数。
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C-3
12:10〜 12:45 |
LTE時代のオフロード手法 − シスコの戦略オフロードの観点でLTEサービスを3G網のデータオフロード先として捉えることも出来るが、その普及に伴いLTE網自身におけるデータオフロードの必要性が増してくる。本講演では、3GPP Release 10の導入やHotSpot2.0/NGHの普及が予想されるLTE時代のオフロード手法について解説し、それに向けたシスコシステムズの戦略について述べる。シスコシステムズ AP CTO オフィスJPN シニアマネージャ
人見 高史氏 1999年シスコシステムズに入社。2004年より次世代モバイルパケットコアの検討に携わり、EPC(SAE)の策定において 3GPP , IETFでの標準化作業に従事。 WFA HS2.0 programや、WiFiを中心としたMobile Data Offloadのstrategyやsolutionの推進を担当。
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